ばあちゃん

肺炎らしいです。まだちゃんと話せるものの、歳が歳だけに心配です。
俺は、一緒に住んでいたこともあり父方の祖父母は別に普通のじいちゃんばあちゃんって意識しかなく、母方の祖父母が好きでした。
父さんも母さんも、一緒に住んでた祖父母も物心ついた頃には働いていて、自分はよく母方の祖父母の家に預けられていました。
近くの公園の長い滑り台の一番下で待っててくれたばあちゃん。山のてっぺんまで続く石段を一緒に登って、上にある商店でアイス買ってくれたばあちゃん。寝付かないときにしゃぼんだま歌って寝かしつけてくれたばあちゃん。こっちに来る時「頑張って来い。」って背中押してくれたばあちゃん。

じいちゃんが死んでしまったとき、俺は「死」を受け入れられませんでした。涙も出ず。っていうか出せなかった。じいちゃんは不死身だって本気で思ってたので。状況を受け入れるどころか飲み込めてもいませんでした。
あれから5年経ちました。精神的にも大人になったと自負しています。それでもまた5年前のあの日のようになってしまいそうな気がします。

せめて曾孫を見てもらいたいなぁ・・・なんて思うわけですが、こんな歳ですからね。不確定要素多すぎ。従兄弟夫婦が再来週に行くようなので、せめて2人の曾孫を目にして欲しいものです。

んで、死を思い起こしてしまうと、今度心配になってくるのはうちの両親なワケで・・・。
うち、コンビニやってるんですが、やっぱ仕事きついです。経営者なのでそれこそ、コンビニで生活してるといっても過言ではないような仕事量こなしてます。命燃やして仕事してるようなもんです。母は、丈夫とはいえもう50過ぎてるし、父は脳やってぶっ倒れたこともあるので・・・。
今更ですが、自分の進んだ道が正しかったのか考えてしまいます。
いいダチに、いい彼女に会えたのは事実ですが・・・引っかかります。
ま、戻るって言い出したら「何を今更」って帰されるでしょうけどね。はぁ・・・寝よ。