エスパニョールってなんぞや。

設立が1900年。同じくバルセロナに本拠地を置くバルセロナの1年後に設立されました。現会長はダニエル・サンチェス・リブレ会長。監督はご存知、セルタでCL→降格の佐々木のフォーク並の落ちっぷりを披露したミゲル・アンヘル・ロティーナ監督です。
メインスポンサーはGRUP TARRADELLAS(建設会社だと思われます)、背中にInterwetten.com (おそらくIT企業)がユニフォームに入ります。その他HESPELIA HOTELS、コカコーラ社等がスポンサーです。ユニフォームスポンサーはアンブロが務めています。
獲得タイトルはコパ・デルレイが3度のみ。88シーズンにはUEFAカップで決勝まで進んだが、レヴァークーゼンにペナルティで敗れました。

ホームスタジアムは、バルセロナ五輪で使用され、56000人を収容するモンジュイック・エスタディオオリンピコですが、サリアスタジアムも押さえて欲しいポイントです。維持費を用意できず、97年に取り壊され、今のスタジアムに移転しましたが、その後に客足が一気に落ち込むなどサポーターから愛されたスタジアムです。ちなみにこのスタジアム、82年W杯で使用され、イタリア−ブラジルの名勝負の舞台となりました。黄金の中盤を誇るブラジルを相手にロッシガハットトリックをぶちかましたあの試合がここで行われています。

過去の在籍選手は現バルサエトー(トップには上がってないはずですが)、現デポルのセルヒオ・ゴンザレス、現ビジャレアルのロジェール(クライフの子どもの異名を持ってました)。スペインで最小失点GKに与えられるあの称号、彼が由来のはずです。

エスパニョールはバルセロナのクラブですが、バルサとはレアルに対する感情が違うのだそうです。レアル戦になると、カタルーニャダービー以上に客は入りますが、カタルーニャにもレアルファンはいるのか、と思わせるほど白いユニフォームが目に付くそうです。
事実、レアルとの関係は良好で、エルゲラエトー、ミニャンブレス、ファンフランと人材が行きかっています。一方、カタルーニャの同士のバルサはというと・・・サビオラが二転三転した辺りでお察しいただけるでしょう。
スペイン王室の証、「レアル」の称号をつけている辺り、エスパニョールはスペインと言う国を重んじているのが分かります。同じことが言えるのが、バスクに本拠地を置くソシエダビルバオの関係です。

また、日本人の人材が在籍しているのも特徴です。西澤こそ失敗に終わりましたがフィジコとして松井真弥さんと言う方が在籍しています。また、読売クラブからの留学生もいらっしゃるそうです。

こんな感じ?