最後に、詩をどうぞ

私はは酒が好きだ。
サッカーと音楽とカフェと同じくらい好きだ。
絶妙なクロスからのダイレクトボレーと同じくらい、EAGLESの魂の曲と同じくらい、カフェでの贅沢な時間と同じくらい、アルコールが入った液体が好きだ。

酒は完璧だ。
心が冷えたとき、気の置けない人間といるとき、旬の味覚があるとき、うまい酒は欠かせない。
神様がもし存在するならば、まず神様は酒を造り、余った材料で他の飲み物を作ったに違いない。
ジョージ・ベストガスコインエリック・クラプトンも、酒の前には溺れるしかなかったのだ(不謹慎)。
禁酒?俺はみりんを飲むだろう(重症)

酒は自由だ。
どんな食べ物にも合う。海の幸、山の幸、和風、中華、フレンチ、イタリアン、タバコ、大m(略)、食材、シチュエーション、気分にあった酒がある。いざとなったら塩だけでもいける。高校時代、食堂で飲んだエビスが史上最高だったのは秘密だ。最近は胃薬を飲みながら酒を飲んでいるのも秘密だ。

酒は永遠だ。
人類が存在する限り酒はある。人類最後の瞬間を飾るのも酒に違いない。人類が地上から消えたあと、酒のボトルのみが人類の生きた証のごとく、佇んでいることだろう。
もし地球を征服しようと宇宙人が飛来したら私は「まあこれでも飲んで落ち着けや」とワインを差し出すだろう。
なんたって酒は神様の最高傑作なんだもの。

「イヤなことに比例してアルコール度数は高くなるのだよ」
ウォッカはすべてを見透かしたかのように語りかけてくる。

「大人ってのはスコッチをかっこよく飲める人間のことだぜ」
そうキザなボトルが子どもをたしなめるように囁く。

「大丈夫さ。別れた女なんかより酒の方がお前を理解してくれる」
空の酒瓶が慰める。

酒は素敵だ。
どれだけ財布が痩せようと、翌日の悪寒も、酒のやることなら許せてしまう。

酒さん、これからも、御指導御鞭撻のほど、よろしくお願いします。

はい、諸事情で酒の増えたひが君でした。