前半戦総括と後半戦展望(セリエA)
大体予想した通りの展開となった。
ユーベ、あるいはミランがトップに立ち、どちらかがこれを追い、インテルは相変わらずインテルで、ラツィオが不振。カリアリ、レッチェが健闘し、ホジノフがビッククラブに狙われる。
ローマがもたつき、パルマの予想を上回る不振、メッシーナが意外に強い以外は開幕戦付近で予想したそのままの展開になっているはずだ。
この展開は戦前に見えていた。予想がずれたのは開幕後のケガなどの問題も絡んでおり、上記以外の事項は全て予想通りと断言できる。
ユーベ、ミランのマッチレースは言うまでもない。当然の結果だ。インテルのインテルっぷりも右に同じ。
ウディネーゼ、パレルモ、キエーボ、サンプなんかは比較的安定するのが見えていた。ウディネ、サンプ、キエーボはクラブスタイルが安定飛行、パレルモは監督がグイドリンという点で安定すると見ていた。
逆にヴィオラは苦戦するとも予想を立てていた。あそこは慌ただしすぎた。
メッシーナはヘナギがあの期待度って辺りで降格を予想したが、序盤は頑張った。けど、最近危険区域に入ったので予想が現実化しそうだ。
レッチェは昨シーズン後半の良い流れ、カリアリはゾラの存在でセットプレーに期待が持て、分業制の戦術を取っている点で中位に推した。ただ、ホジノフ、エスポージトの活躍はサプライズだった。
パルマはジラが調子上がらないのかなと思ったが、今シーズンも順調で、DFが予想以上に酷い出来だった。ボネーラをCBにするかとも思ったが動かない。カルドーネの故障は同情の余地があるがあまりにも酷い出来だ。フィルター役のMF、CBの補強が必要かもしれない。
後半戦の展望に移るが、基本的にレッチェ、カリアリが息切れし、パルマが盛り返し(半ば希望)、インテル、ローマがパレルモ、ウディネ、サンプ辺りとCL出場権を賭け争う展開が予想される。当然スクデットはミラン。
インテルが好調との声があるが、インテルはインテルだ。5連勝したら10引き分けするようなクラブなのだから優勝は100%ない。
降格争いは開幕前の予想通り、選手のいないシエナ、メッシーナ。決定力不足に泣いたアタランタ(もう少し良いポジションにいると予想していたが)。それにボローニャ、リヴォルノ、もたつけばパルマが絡んでくるだろう。